ピアノ先生ブログ
大人のレッスン Yさん
今日は70代のYさんが午前中レッスンにいらっしゃいました。
高校で生物を教えてらしたそうで、退職してからは、お母様の介護をなさったり、お孫さんの面倒を見たりとお忙しい合間を縫って、ご自分の趣味をいろいろ楽しまれています。
お孫さん達をピアノ教室に送っているうちに自分も弾きたくなった、とおっしゃってYさんが初めてみえたのは、8年前でしょうか?
ピアノは習ったことがないということでしたが、もう初めから自分の好きな曲を両手で弾いて聴かせて下さいました。
レッスンの最初はまずいつもスケールからです。
今はホ短調。
短調は増2度があって結構指使いが難しいです。上りはいいけどやはり下りがちょっと大変。
和音もアルペジオも指使いに注意して頑張ってくれています。
そしてYさんも7月24日の発表会に参加なさるので、そのためにモーツァルトのピアノコンチェルト第21番の2楽章をソロ用に短くアレンジしたものを練習しています。
これは本当に美しい曲です。
Yさんも大好きだそうで、実は何年か前の発表会でも弾きました。
別の大人の方、Sさんも今回選んだ曲は発表会で披露するのは2回目です。
大人の場合、こういうのもありですね。
大好きとおっしゃるだけあって、右手の旋律をきれいに歌わせようという意図がよく伝わる演奏です。
トリルも力の抜き方の工夫で細かくきれいに弾けるようになりました。
ベヒシュタインのピアノでどんな響きかとっても楽しみですね。
もうすぐ母の日
毎週木曜日の7時からは幼稚園の先生をしているTさんのレッスンです。
今年は年長さんの担任で、その時々に歌う季節の歌をレッスンに持ってきます。
先週までは子供の日で「こいのぼりの歌」、でもこれはあの「屋根よーりたかい・・・」とか「い~ら~か~のな~み~と・・」とかではなくて、あまり聴かない「こいのぼりの歌」でした。
その幼稚園では毎年年長さんがこれを歌っているそうです。
そして昨日は、「おかあさんのうた」。
「おか~さん。な~に?・・・」のあのやさしいうたです。
そうでした。今度の12日は母の日ですね。
皆さんは母の日、何かしますか?
Tさんに聞いたら、「誕生日と母の日と合わせてもう連休中にお花プレゼントしちゃいました。」
あら早々と。
Tさんはご両親と住んでいて、幼稚園が忙しいので、「家事はすべてやってもらっているから、母の日ぐらいしなくちゃ。」なんて言ってましたけど。
私の母は外で働いていて出かけることが多いので、家事の割合は私の方が断然多い(と自分では思っている)けど、元気でいてくれることに感謝して、今年はなにか考えましょう。
ヴァイオリンの発表会
今日はいつもコンサートで御一緒の吉増美代子先生のお弟子さんの発表会がソニックシティであり、同じくコンサート仲間の知里さん、由里江さんと行ってきました。
プログラムがすごいです。
6歳から72歳まで23人。
フランクのソナタ、ベートーヴェンのソナタ、ブルッフやヴィニャフスキーのコンチェルト、サン・サーンスの序奏とロンドカプリツィオーソなど大曲が並んでいました。
社会人の方も多く皆さん忙しいでしょうに、よく弾いていらっしゃいました。
また先生方のブラームスのピアノトリオはさすがです。
最後は出演者全員とヴィオラ、チェロの賛助の方達で弦楽合奏。
これだけの人数で、練習がさぞかし大変だったことと思います。でも皆さんとっても楽しそうでした。
ヴィオリンは合奏ができていいですね。
12月のレスポワールの発表会もまた皆でベルしましょうか?
大人のレッスン Aさん
連休の谷間、昨日は去年の10月からいらしているAさんのレッスンがありました。
Aさんは2年前にずっと続けていた小学校の先生を退職されましたが、現在も週に4日補助教員として勤めていらっしゃいます。
いろいろな経験のあるAさんとはいつも40分ぐらいおしゃべりをしてその後1時間のレッスン、月2回お会いするのが楽しみです。
ピアノは小学校の時習っていて、それからはとぎれとぎれに続けていたそうで、初めていらしたときにはベートーヴェンのテンペストの終楽章を聴かせて下さいました。
今は、7月のベヒシュタインサロンでの発表会に向けてシューマンのアラベスクと、私が勧めてとっても気に入ってくれたモーツァルトの幻想曲ニ短調の2曲をレッスンしています。
アラベスクはとってもきれいな曲ですが、弾いてみると3声になっていておまけにタイがいっぱいですごく難しい曲。
でもさすがに基礎がしっかりできているAさん、音符の長さを指でしっかり保って正しく弾く努力をしてくれています。
場面によって感じを変えることと、もうちょっとテンポを速くすることで仕上がっていくでしょう。
この曲は途中 ユニゾンで弾くところが出てきますが、ここでAさんが笑いながら、
「先生、前回私がここを弾いたとき、なんておっしゃったか覚えてます?」
前回いらしたのは確か3週間前、
「えーっ、私何か言いました?」
「ええ、もうそれがあまりにも的を得ていて、ここを家で弾くたびにおかしくて1人で笑っているんです。」
「ごめんなさい、何言ったか覚えてません。」
「ぶっきらぼう、っておっしゃったの。もう本当にその通りで。」
「そんなこと言ったかしら?でも今日は全然思わなかったから、直ってるってことですよね。」
「そのとき『腕をもっと使って』ってアドバイスをいただいたからやってみました。良くなってます?」
すごいです。しっかり直ってましたよ。
この調子で頑張ってくださいね。
私の方は反省です。何気なく言った一言、言った方は覚えてなくても言われた方は気になっていつまでも覚えているものですよね。
注意します。
また楽しくレッスンしましょう。
浅草、御徒町へ
ゴールデンウィーク前半、良いお天気が続きました。
昨日は朝から浅草界隈へ。
雷門をくぐって仲見世通り。
朝10時前なのにすでにすごい人出。
お参りをして、そこからは買い物です。
アーケードになっている新仲見世通りをふらふら。
靴が欲しいという姪っ子のために靴屋のはしご。安いですね。
雨用の黒い靴、やっぱり買えばよかったかなぁ。
通りを出て後ろを振り返ったら、スカイツリーが見えました。
この日は‘御徒町で焼き肉’がメインだったのに手違いでランチの一品メニューしか食べられず、ちょっと残念でしたが、ランチのあとも今度は御徒町でショッピング。
安くてついついあれもこれも・・・ガマンガマン。
よく歩きました。
出歩くには気持ち良い季節ですね。