ピアノ先生ブログ
バレエの発表会
一昨日の日曜日はバレエの発表会にお邪魔しました。
バレエは小さいときから憧れ。
習いたくてしょうがなかったけど習わせてもらえなかった私は、大学を卒業してから某バレエ研究所の大人の初心者のクラス「美容科」に通ったことがあります。
意気揚々とレオタードを着て始めたのはいいのですが・・・。
全面鏡張りのお教室で自分の姿を見て、
「違う、こんなのバレエじゃない。」
とがっかりしてやめたという思い出があります。
やはり小さいときからやってないと厳しいですよね。
でも見るのは大好き。
こちらのスタジオ、東大宮の駅からすぐのお教室で小2のCちゃんが通っています。
場所は久喜総合文化会館で。
3時にレッスンを終えてすぐ出ましたが、着いたのは4時ちょっとすぎ。
すでに開演していて曲の合間に飛び込み、どうにか第1部のCちゃんの出番には間にあってかわいい「ピクニック」見ることができました。
第2部、第3部は「眠れる森の美女」を抜粋ながら全幕、という大がかりなもの。
第3幕のオーロラ姫と王子の結婚式の場面では、赤ずきん、長靴をはいた猫、シンデレラ等、童話の主人公が次々と登場し、にぎやかで楽しい盛大な舞台でした。
Cちゃんの出番も2回あり違ったキャラクターで頑張っていましたよ。
ちょっとボケてしまいましたが、終演後ロビーで。
オペラやバレエなど大勢の人たちで何か一つのものを作り上げるというのは、本当に大変なことですよね。
でもその甲斐あって、華やかで素敵な発表会でした。
その日は久喜に住むソプラノの由里江さんと夕飯を食べる約束をしていたので、終わるとすぐ菖蒲町にあるイタリアンレストラン「ラ・ルーチェ」へ直行。
自然のカエルの鳴き声がバックミュージックの素敵なお店で、おいしいお料理やデザートをいただきながらいろいろお話ししてきました。
写真を撮ってブログに載せようと思っていたのに、あまりにお腹がすいていて食べるのに夢中で撮りそびれてしまったのが残念。
こんなに食べたら、バレリーナのような優雅な身のこなしは夢のまた夢ですね。
でも食べたいだけ食べられて幸せ。
2歳児の体験レッスン
ここのところたて続けに2歳児の体験レッスンがありました。
男の子が2人と女の子が1人。
お歌を歌ったり、カスタネットをたたいたり、指人形をしたり、色つきのマグネットを分けたり・・・。
皆、大体同じような反応をします。
マグネットと指人形はわりと集中してできますが、お歌になると途端にママにべったりになり声が出なくなっちゃう。
そこでお母様たち一様に「家ではすごく元気に歌うんですけど・・・。」
そうなんだと思います。
初めて会った人の前で、保育園のように他に同い年ぐらいの子がいるわけではないし、しかもお家にピアノがなかったりすれば大きなグランドピアノの音にもびっくりして、皆固まってしまうようです。
そして当然ですが、2歳児の場合集中力が5分と持ちません。
そんな様子を見て、お母様たちの反応も分かれます。
「やっぱりまだうちの子には早いみたい。」という方と、
「やらせてみたいのでお願いします。」とその場で入会を決める方と。
「今お決めにならなくても、御主人と相談なさった方が・・・。」と言うと
「主人も『先生とフィーリングがあったら決めていいよ』って言ってましたから。」
2歳児にとって何かを「習う」ということの意味などわかるはずもないですから、小さい子の習い事というのは結局は「親のやる気」なんですよね。
いくつになっても本人にやる気さえあれば遅いということはないかもしれませんが、絶対音感に関する限りは6歳半というタイムリミットがあり、またピアノに関しても身体、特に指先を使うことなので、小さいうちの体と脳が成長する過程である方が、無理なく楽に上達することは言うまでもありません。
もちろん嫌がるのを無理やり・・・と言うのは論外ですが。
音楽の楽しさを味わいながら、少しづつの積み重ねで気が付いたらピアノが弾けていた・・・。
小さいときからピアノを習っていた大人の生徒さんは、皆口をそろえて
「子供の時にピアノを習わせてもらって親に感謝しています。」とおっしゃっています。
早くから音楽に触れることで身につく音感や、楽器を演奏することができるというのは、生涯の財産ですね。
汐留 ベヒシュタインサロン
今日は朝から雨の中、7月24日に予定してる大人の発表会「奏」の会場、汐留にあるベヒシュタインのサロンへ知里さんとお邪魔しました。
実は4月にも1度行ってみたのですが、定休日の火曜日だったので入れなかったんです。
「これは誰にも言わずに内緒にしておこう。」って2人で約束してたけど言っちゃった。
パンフレットやらホームページやら散々見たはずなのに・・・、なんともまぬけな私達。
今日は知里さんが事前にちゃんとお電話してくれていたので、着くとすぐ受付の方が案内して下さいました。
ベヒシュタインのフルコンがどーんと据えられています。
サロンの席数や、お借りする備品などを打ち合わせして、
「よろしかったら試奏なさってください。」なんて言って下さったので、少し弾かせていただきました。
あら~こんなことなら楽譜を用意してくれば良かったわ。
とっても弾きやすくていい音のピアノでしたよ。
出演者の皆さん7月24日は楽しみにしていて下さい。
ギプスがとれたMちゃん
今日は梅雨らしい降ったり止んだりのお天気。
運動会の直前に左手薬指の根元を骨折してしまった小3のMちゃん、やっとギプスが外れました。
まだちょっと青いあざのようになっているので
「大丈夫?」って聞いたら
「少しづつ動かす練習してるの。ピアノは弾ける。」
よかったよかった。3週間で治ったのね。
週に2回レッスンのMちゃん、ギプスをしている間の6回のレッスンは、右手だけ弾いて、それからワークをやったり、スケールを書いたり・・・。
骨折した時お母様が、
「右手しか弾けないけどレッスン来てもいいですか?」って心配なさっていたけど
ピアノの場合ピアノが弾けなくてもやることはたくさんありますよ。
だから休まず来て下さいね。
突指や骨折なんてよくあるけど、ピアノしばらく弾けなくなっちゃうから気をつけようね。
今日からはまた両手で練習できるからがんばりましょう。
毎週レッスンの大人の方 Fさん
30代のFさんは、3年前の8月に初めていらっしゃいました。
ピアノは中学校まで習っていて止めてからしばらく離れていましたが、定時に帰れるお仕事になり時間ができたので、また再開しようと思ったそうです。
スケール、アルペジオ、ソナチネから始め、モーツァルトのソナタまで進み、今は7月のベヒシュタインサロンの発表会に向けて、チャイコフスキーの「舟歌」を練習しています。
「舟歌」は今の季節にピッタリな曲。
Fさんの優しい雰囲気にもよく合っています。
多声の曲で旋律を出すのが難しいのですが、この間のレッスンで肩の使い方を少しアドバイスしたらきれいに出るようになりました。
今週は転調したところでのペダルの使い方(途中で右手と一緒に踏み変えなくてはならないのでややこしい)を注意したら、「あぁ本当」と納得してくれたので来週には直っていることでしょう。
小さいときからやっていただけあって譜もちゃんと読めるし指もよく動くFさん。
もう1歩深く音楽を作り上げるべく、日々努力しています。
連弾では全く雰囲気の違う、オペラ「カルメン」の中から「闘牛士の歌」を選びました。
ゆったりした情緒のある曲と景気のいい曲と、それぞれこれから色づけしていきましょう。
来週は連弾を組んだAさんと合わせる練習もあり、私もお二人がどんな音楽を作り上げていくかとっても楽しみです。