ピアノ先生ブログ
第1回「奏」 研究会 無事終了
昨日はお天気の不安定な中、「奏」に出演の皆さま、汐留までご苦労様でした。
予定通り、1時半から一人3分のリハーサル、そして2時半開演、休憩を2度挟み5時に終了致しました。
第一部は指慣らしを兼ねて連弾のプログラム、そして第2部はソロ。
この用紙をこんなバインダーに挟みお互いの演奏を聴いて、一人ずつ感想やメッセージを書いてもらいました。
「その人に何かメッセージを書こうと思うと聴き方が変わりますね~。そうじゃなかったらぼーっと聞いてるだけになっちゃう。」とAさん。
それぞれ個別にまとめてお渡ししますね。
今回の記念品は、ト音記号のペンホルダー、私が使っていてとても便利だったので、皆さんも活用なさってください。
研究会のあとは東大宮に戻り、駅のそばのLocos Aina というハワイアンカフェで希望者8人で懇親会をしました。ここには親戚のご不幸で演奏できなかったSさんも合流。
ピアノは普段個人レッスンで、なかなか他の方とお話しすることがないので本当にいい機会です。
6時半にお店に入り、音楽のことやいろいろな話で大いに盛り上がり、お店を出たのが11時頃、皆さんとっても刺激になったようです。
また次の目標に向かって頑張りましょう。
明日の「奏」
また暑さが戻ってきました。
お天気が不安定なので、明日が心配です。行き帰りに雨が降らないといいですね。
今日は午前中、明日の最終的な打ち合わせとデュオの練習をしに知里さんがみえ、午後は明日参加なさるTさんがレッスンにいらっしゃいました。
最後のレッスンでは皆さん前後の方達を聴きあいしましたが、人が一人そこにいるというだけでかなり緊張するようです。
普段通りとはいかないでしょうが、少しでも楽しんで演奏して欲しいですね。
結局、親戚にご不幸ができたSさんはお葬式と重なってしまい、研究会では演奏できなくなってしまいました。
でもその後の懇親会には参加なさるそうで、それも皆さんとても楽しみにしています。
さて「奏」第1回目、どんな会になるかな?
プログラム
この週末は秋のような風が吹き、エアコンなしで寝られて大分楽でした。
遅くなりましたが、24日のプログラムです。
直前になってしまってごめんなさい。
今日はビリー・ジョエルを弾かれるSさんのレッスンが午前中にあったのですが、今朝お電話で御親戚に不幸ができ、来られないと連絡がありました。
どうもお葬式が24日になりそうだともおっしゃってましたが、こればかりはどうしようもありません。
出られないとしたら、とっても良く弾けていただけに、本当に残念です。
どうか予定していた皆さんが当日は無事出演できますように。
大人の研究会 「奏」 に向けて
梅雨明けとともに猛暑がやってきて、先週は倒れそうな暑さでした。
小学校はまだあと1週間あるそうで、夏休みまでもうちょっとね。
暑い中、24日の「奏」に出演する大人の方達、頑張っています。
今回はいつも千葉から発表会に参加してくれていたA君が、7月1日付けで静岡に転勤になり、急に出られなってしまったのがちょっと残念ですが、レスポワールピアノ教室からは6人の参加です。
70代のYさん、モーツァルトのピアノ協奏曲第21番の第2楽章をアレンジしたもの、昨日のレッスンでは右手のメロディーがきれいに出て、左右のバランスも調度よく弾けていました。
60代のAさん、シューマンのアラベスク、テンポ良く仕上がっています。Fさんとの連弾「闘牛士の歌」は明日最後の合わせです。
50代のSさん、ビリー・ジョエルのオネスティ、拍を感じて正しいリズムで弾けています。今回は余裕で弾けそうですね。
同じく50代のTさんは久石譲さんのSummer、5月まで今回は出ないとおっしゃっていましたが、丁度レッスンしていたSummerを12月の発表会で弾くのも季節外れだからと、急きょ出演することに。やはり人前で弾くとなると気合いが違います。みるみるうちに仕上がりました。
30代のFさん、チャイコフスキーの舟歌、ペダルがきれいに入ってメロディーがよくつながっています。
そして、中学2年のYくん、ショパンの華麗なる大円舞曲、いろいろな要素のある難しい曲ですが、テンポよくワルツらしくなりました。
皆さん順調に仕上がっていますが、大人の方の場合、それをどれだけ人前で出せるかが問題。
これも慣れですから場数を踏んで頑張りましょうね。
この研究会では、皆さんの演奏を皆さんで聴いて、一人一人に向けた感想をそれぞれ書いていただく事にしました。
あとレッスン1回ずつ。
楽しみです。
ジグマノフスキー教授のマスタークラス
昨日は鎌倉でパリ コンセルヴァトワールの教授、ジグマノフスキー先生の公開レッスンがあり、1日聴講してきました。
これも大学のピアノの先生からのお誘いです。
プログラムをいただいたときに、親しくしている大学の同級生が妹さんとデュオでレッスンを受けると知り、それも楽しみにしていました。
名前だけ見るとロシアの先生かと思ってしまいますが、フランス人でお父様の方がロシア系だそうです。
以下昨日のプログラム。
10:00 ラヴェル 「クープランの墓」より
11:00 チャイコフスキー 「くるみ割り人形」より (デュオ)
12:30 シューマン 「ピアノ協奏曲 イ短調」より 第1楽章
13:30 プーランク 「ソナタ」 ファリャ「スペインの踊り 第2番」「火祭りの踊り」 (デュオ)
14:30 モンポウ 「うたと踊り」第5、6、7番
15:45 リスト 「バラード第2番」
16:45 シューマン 「フモレスケ」
7人の方々のレッスンを聴講しました。
大学の同級生は姉妹で「くるみ割り人形」を連弾、さすがに息がぴったりでした。
秋のコンサートに向けて頑張ってね。
大体皆共通して注意されるのは、リズムとペダルです。
そうなんですよね。フランスの先生はほんと、ペダルの使い方が細かいです。
ハーフペダルやビブラートペダルを多く使い、音を溶け合わせたり、ぼかしたりします。
ニースの講習を受けた時もそうだったなぁと久しぶりにフランスの響きを楽しみました。
どんな曲を持って行っても先生が弾いて下さり、その音色の多彩さの見事なことと言ったら・・・。
それから今回とっても印象に残ったのがリストの「バラード」です。
曲を通して弾き終わったとき、先生が
「この曲の物語を知っていますか?」と尋ねられました。
「バラード」と言うからには物語がありますよね。
その会場にいた方でこの曲を弾いた方は多いでしょうが、物語は誰も知りませんでした。
私もこの曲は弾いたことがありますが、全然知りません。
リストは司祭でしたし、とても神秘主義的な人でした。
これはキリストの墓を守るために戦った兵士の物語だそうです。
最初はこれから戦へ出かける場面。
それから騎士たちの見る神の幻、天使の歌。
戦争の場面、悪の力。
長く離れている家を思う場面。
そして再び戦いへ。
最後は戦いが終わり、良い結末に。
う~ん、なるほど、そうやって改めて曲を見るとなんてわかり易いんでしょう。それにとってもイメージしやすいです。
弾きたくなりました。
2時間弱の帰りの電車の中で、私達の演奏とフランスの先生の演奏と、いったい何がどう違うからこんなに違ってしまうのか考えつつ、大学の先生にお礼のメールをしたら、
「聴くのと弾くのとでは違うから、今度は実際にレッスン受けなさい。」
というお返事が返ってきました。
また練習です。