ジグマノフスキー教授のマスタークラス

2013-07-09

昨日は鎌倉でパリ コンセルヴァトワールの教授、ジグマノフスキー先生の公開レッスンがあり、1日聴講してきました。

これも大学のピアノの先生からのお誘いです。

プログラムをいただいたときに、親しくしている大学の同級生が妹さんとデュオでレッスンを受けると知り、それも楽しみにしていました。

名前だけ見るとロシアの先生かと思ってしまいますが、フランス人でお父様の方がロシア系だそうです。

以下昨日のプログラム。

10:00 ラヴェル 「クープランの墓」より

11:00 チャイコフスキー 「くるみ割り人形」より (デュオ)

12:30 シューマン 「ピアノ協奏曲 イ短調」より 第1楽章

13:30 プーランク 「ソナタ」 ファリャ「スペインの踊り 第2番」「火祭りの踊り」 (デュオ)

14:30 モンポウ 「うたと踊り」第5、6、7番

15:45 リスト 「バラード第2番」

16:45 シューマン 「フモレスケ」

7人の方々のレッスンを聴講しました。

大学の同級生は姉妹で「くるみ割り人形」を連弾、さすがに息がぴったりでした。

秋のコンサートに向けて頑張ってね。

大体皆共通して注意されるのは、リズムとペダルです。

そうなんですよね。フランスの先生はほんと、ペダルの使い方が細かいです。

ハーフペダルやビブラートペダルを多く使い、音を溶け合わせたり、ぼかしたりします。

ニースの講習を受けた時もそうだったなぁと久しぶりにフランスの響きを楽しみました。

どんな曲を持って行っても先生が弾いて下さり、その音色の多彩さの見事なことと言ったら・・・。

それから今回とっても印象に残ったのがリストの「バラード」です。

曲を通して弾き終わったとき、先生が

「この曲の物語を知っていますか?」と尋ねられました。

「バラード」と言うからには物語がありますよね。

その会場にいた方でこの曲を弾いた方は多いでしょうが、物語は誰も知りませんでした。

私もこの曲は弾いたことがありますが、全然知りません。

リストは司祭でしたし、とても神秘主義的な人でした。

これはキリストの墓を守るために戦った兵士の物語だそうです。

最初はこれから戦へ出かける場面。

それから騎士たちの見る神の幻、天使の歌。

戦争の場面、悪の力。

長く離れている家を思う場面。

そして再び戦いへ。

最後は戦いが終わり、良い結末に。

う~ん、なるほど、そうやって改めて曲を見るとなんてわかり易いんでしょう。それにとってもイメージしやすいです。

弾きたくなりました。

2時間弱の帰りの電車の中で、私達の演奏とフランスの先生の演奏と、いったい何がどう違うからこんなに違ってしまうのか考えつつ、大学の先生にお礼のメールをしたら、

「聴くのと弾くのとでは違うから、今度は実際にレッスン受けなさい。」

というお返事が返ってきました。

また練習です。

 

 

 

 


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