2歳児の体験レッスン
2歳児の体験レッスン
ここのところたて続けに2歳児の体験レッスンがありました。
男の子が2人と女の子が1人。
お歌を歌ったり、カスタネットをたたいたり、指人形をしたり、色つきのマグネットを分けたり・・・。
皆、大体同じような反応をします。
マグネットと指人形はわりと集中してできますが、お歌になると途端にママにべったりになり声が出なくなっちゃう。
そこでお母様たち一様に「家ではすごく元気に歌うんですけど・・・。」
そうなんだと思います。
初めて会った人の前で、保育園のように他に同い年ぐらいの子がいるわけではないし、しかもお家にピアノがなかったりすれば大きなグランドピアノの音にもびっくりして、皆固まってしまうようです。
そして当然ですが、2歳児の場合集中力が5分と持ちません。
そんな様子を見て、お母様たちの反応も分かれます。
「やっぱりまだうちの子には早いみたい。」という方と、
「やらせてみたいのでお願いします。」とその場で入会を決める方と。
「今お決めにならなくても、御主人と相談なさった方が・・・。」と言うと
「主人も『先生とフィーリングがあったら決めていいよ』って言ってましたから。」
2歳児にとって何かを「習う」ということの意味などわかるはずもないですから、小さい子の習い事というのは結局は「親のやる気」なんですよね。
いくつになっても本人にやる気さえあれば遅いということはないかもしれませんが、絶対音感に関する限りは6歳半というタイムリミットがあり、またピアノに関しても身体、特に指先を使うことなので、小さいうちの体と脳が成長する過程である方が、無理なく楽に上達することは言うまでもありません。
もちろん嫌がるのを無理やり・・・と言うのは論外ですが。
音楽の楽しさを味わいながら、少しづつの積み重ねで気が付いたらピアノが弾けていた・・・。
小さいときからピアノを習っていた大人の生徒さんは、皆口をそろえて
「子供の時にピアノを習わせてもらって親に感謝しています。」とおっしゃっています。
早くから音楽に触れることで身につく音感や、楽器を演奏することができるというのは、生涯の財産ですね。