Aさんのレッスンと昨日のコンサート

Aさんのレッスンと昨日のコンサート

5月に入ってからも寒い日が多かったのですが、急に暑くなりましたね。

昨日も今日もすごい紫外線でここら辺でも日傘をさしている方を多く見かけます。

今日の午前中は2週に1度のレッスンにAさんがみえました。

最初はモーツァルトの幻想曲から。

もうほとんどご自分のものになっているのですが、右手の早いパッセージなどもうちょっとこだわりたいと、練習を続けていらっしゃいます。

今日はお手玉を使って肩の動かし方などやってみたので、また何か掴めたかもしれませんね。

そのパッセージをいろいろな方法で練習している時に、「そういえば・・・」とまた楽しくおしゃべりが始まってしまいました。

Aさんはよくいろいろな演奏会におでかけのようですが、何でも昨日行ったウィーン交響楽団の演奏会で、ベートーヴェンのピアノ協奏曲を弾いたお若いピアニストのパッセージの弾き方がとても軽くて感動したそう。

「コンチェルト何番でした?」

「えーと、あまり聴いたことがないのでした。『皇帝』って5番でしたっけ?それではなかったんです。」

「じゃあ3番か4番ですね。短調でした?」

「長調でした。」

「4番ですね。」

「ベートーヴェンだからもっと重いほうがいいとかおっしゃる方もいるけど、私はその方の演奏がとってもステキで気に入ったんです。」

「ふむふむ。好みですからね。ところでその演奏会はどちらで?」

「東京文化会館です。」

「え~っ、私も昨日東京文化会館行ったんです。小ホールだったんですけど。大ホールも何かやってると思ったらウィーン交響楽団だったんですね。」

なんて偶然。昨日は大学の先生のお誘いで、上野の東京文化会館へフォーレ協会の演奏会に行ってきました。

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先生は私が火曜日お休みだと御存知なので、演奏会があると声をかけて下さいます。
この日は丁度親戚の野平一郎もフォーレの作品を演奏しました。

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前半はフォーレと同時代の作曲家の作品、後半はフォーレのオペラ「ぺネロープ」から語り付きの抜粋というプログラム。
「ぺネロープ」を聴くのは初めてでしたが、今度はちゃんとしたオペラとして聴いてみたいなぁと思える作品でした。

こんなふうに、又ひとしきり昨日の話をしてからレッスンの再開です。

次はシューマンのアラベスク。

2週間前に比べると大分テンポアップされて、なめらかになっています。
今日はホ短調に転調したところを、よりシューマンらしく弾けるようにいろいろ試してみましたが、
「少しわかった気がします。」とおっしゃってくれたので次回のレッスンでは更に抒情的なシューマンを聴かせてくれることでしょう。

10時半過ぎにいらしてレッスン終わったのはお昼をとっくに過ぎた頃。

音楽やってる方とは話が尽きません。

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