毎週レッスンの大人の方 Sさん
毎週レッスンの大人の方 Sさん
社会人、特にお勤めをしている方が、毎週決まった曜日の決まった時間に何か習い事をするというのは、結構覚悟のいることだと思います。
自分を顧みれば・・・。
いろいろ習い事してみましたが、今は月1度の「お茶」だけ。
月1度だから13年も続いていますが、これが毎週だったらとても無理だったでしょうね。
しかも「お茶」は行ってその場でやるだけ(と言ったら先生に失礼ですね)ですが、ピアノはやはりそれなりに家でも練習しなければなりません。
毎週日曜日の午前中にいらしているSさんは本当にすごいです。
「40の手習い」なんておっしゃっていましたが、もう通い始めて16年ぐらい?もっとかしら?
出版社にお勤めで雑誌の編集をなさっているので、普段は帰りが遅くほとんど練習はできません。また締め切り前はとっても忙しく徹夜になることもしばしばあるそうです。
出張も多く日曜日でも来られない時は月に1度ぐらいになってしまうこともあります。
それでも毎週レッスンに来ようというのは、本当に音楽が好きで、ピアノが上手になりたいという向上心以外の何物でもないのでしょうね。
バーの女の子の前でカッコよくジャズを弾くのが夢というSさんですが、大人になってからピアノを始めた場合どうしてもネックになるのが拍子です。
ジャズやポピュラーな曲はリズムが難しく、知っている曲だとどうしても「これぐらいの長さ」と感覚に頼ってしまい拍子がなくなってしまいます。
それが、2年前からこのリズムの基礎を毎週少しづつ進めていくことで変化が現れました。
今、7月の大人の発表会に向けてビリー・ジョエルの「オネスティ」を練習しています。
この曲もシンコペーションやタイが多く、書いてあるリズム通りに弾くのは大変なのですが、本当に拍子をとりながら正しく弾けるようになってきています。
これはすごいことです。
こうなればジャズも夢ではありません。
連弾で選んだ「茶色の小びん」も絶対上手く行きますね。
まさに「継続は力なり」。これからも頑張りましょう。