長谷川淳先生の講座

2012-06-05

昨日は、浦和のコミュニティーセンターでの長谷川先生の講座に行ってきました。

テーマは「ピアノ構造から見た正しいタッチ」

いただいた資料には、ピアノの発展に伴った構造の変化、現在のピアノ構造の特徴、そしてその構造に相応した無理のない多彩なタッチの種類、などなど。

お話の中心は、やはり具体的なタッチの種類を、実際にピアノとハンマー模型を使っての説明でした。

どのような音を出したいときにどのように指や手首、腕を使うか 曲例をいくつも挙げて説得力のある演奏で。

ピアノという楽器を学んでいる以上は、音色というのは永遠の課題です。

それには想像力と、指や体の使い方の工夫、そしていつもいつも響きをよく聴くという努力が必要だと改めて感じました。

また、タッチの重要さを教わった講座でしたが、資料の最後におっしゃっている「音を磨く事に偏り過ぎないように」というのも、また芸術の不思議さを象徴するお言葉で、「タッチは音楽表現の手段に過ぎず、演奏に精神的なものが感じられなければ空虚である」というのも、とても印象的でした。

私もいろいろな音色が出せるようにもっともっと勉強して、歳を重ねるごとに芸術的に深く、そして作品の素晴らしさを共感してもらえるような演奏ができたらなぁと思います。

 


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