季節外れの台風

2012-06-20

台風一過の蒸し暑い日。

今年もまた来てくれました。5日ぐらい前から郭公が、姿は見えませんがよく通る声で鳴いています。

昨日は朝からテレビで台風が来ると脅かされていたにもかかわらず、大学の恩師からのお誘いで、東京文化会館での秦はるひさんのリサイタルに出かけました。

「私の好きな国々」と題されたプログラムにはグラナドス、アルベニスなどスペインの作曲家、この日のために委嘱された横山未央子さん、久行敏彦さんの曲、そしてシューベルトの遺作のソナタイ長調が並んでいました。

コンサートが始まり、最初に出てきたときは、「あれ?」 普通のブラウスとスカート姿。ご本人曰く、アクシデントでドレスが間に合わず後半には着て出られるとのこと。会場は爆笑。そんなことってあるんですね。

大学の先生は、「電車止まっちゃうかもしれないから前半で帰ろうと思ったのに、ドレス見なきゃ帰れないわねぇ。」と結局最後まで聴くことに。

秦さんの演奏を聴くのも初めて、プログラムも初めて聴く曲が多く、またこの日はFazioliファツィオリというイタリア製のピアノを使った演奏で、これも音色を聴くのは初めて、と刺激の多いコンサートでした。

スタインウエイのように高音のキラキラする華やかさはないけど、味のある音色のピアノで、スペインの曲の陰影やシューベルトの優しさがよく表された秦さんの演奏も見事です。

ボリュームのあるプログラムだったので終わったのが9時20分、外はすごい雨。それから上野駅9時30分発の宇都宮線に急いで乗ったけど、やっぱり浦和で30分止まってしまい、家にたどり着いたのは11時過ぎ。

久しぶりにお会いできた先生とのお話など反芻しながらゆっくりお風呂でくつろぎ、日付の変わるころ就寝。

悪天候の中無理に出かけたけど、楽しい1日でした。

 


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