バスティンメソッドの講座

2012-01-23

先日大宮の和幸楽器で行われた、二本柳奈津子先生のバスティン講座に参加しました。

バスティン教本を使われている先生は結構多くよく耳にしていたし、楽器店の方の「とってもおもしろい講座ですよ」という後押しもあり楽しみにしていました。

まず最初の話は、スケールとアルペジオの大切さ、そしてそれをどのように目標意識を持たせて定着させていくか。

千里バスティン研究会では、、教室以外の先生の前でスケールとアルペジオを弾く、スケールグレードの試験を設けています。

私も早い時期からスケールを取り入れ、宿題にもしていますが、それがどの程度定着しているかというと・・・。こうして細かくグレードにして少しづつ定着させていくのがいいのかもしれません。でもいつものレッスンで、いつものお教室でいかに緊張感を持たせるか?そこを工夫しないと、まあいいかになってしまいますね。

次の話は、腕の力を抜き、指先をしっかりさせてピアノを弾くにはどのような準備が必要か。

ここでは大きめのお手玉を使い腕の力を抜く方法、玉紐を使った指先の力の入れ方などを説明してくださいました。これは私のところでも大いに取り入れたいと思いました。

私の教室ではここ何年か絶対音感教育で有名な、江口寿子先生の「ピアノの学校」シリーズでレッスンを進めています。とても系統だった良い教材ですが、ともすれば理論に傾きすぎてしまいがちになるのと、小さい子にはちょっと難しいかなぁと思うことが多々あり、なかなか腕の使い方までレッスン時間内でできませんが、それを補うのに良いかもしれません。本当は一番大事なことですよね。バスティンメソッドでは、そこを一番最初に徹底的に体得させるようです。だから初心者は3,4カ月曲は弾かせないとか。

講座を聞いて思ったことは、どんなメソッドであれ一つ一つの過程を妥協せず、徹底的にマスターしてから次へ行かないと意味がないということ。それにはご家庭での親御さんの協力が不可欠です。

今後のレッスンへの一考を投げかけられた貴重な講座でした。


コメントを書く







コメント内容


Copyright© 2011-2024 レスポワールピアノ教室. All Rights Reserved.Website is created by pianohp.com