左手
左手
いつも元気に月曜4時半からレッスンに来ている小4のY君、発表会の曲に頑張って取り組んでいます。
右手のメロディーはすぐに覚えて弾けるようになってしまうのだけど、左手がなかなか進みません。
「Yくん、ピアノは両手で弾かなくちゃだから、左手頑張ろう。」
「うん、でも左手言うこときかないんだよ~。」
大人になってから始めたYさん、毎回スケールをきちんと勉強してくれています。
右手を弾いて、左手を弾いて、そして両手。
「右手は、力を抜くっていう感覚、何となくわかってきたんですけど、左手がねぇ。」
ホント、左手大変ですね。
私もずーっと言われ続けてきました。今も言われています。
今度台湾で弾くバッハ、左手だけで完全に暗譜で弾けます。
これでもかというぐらい左手だけ練習しました。
それでもやっぱり不安なのは左手。
でもちょっと意識して左手を弾くだけでも格段に曲がよくなるのも事実です。
それほど左手は大事。
右脳とつながっているという左手。
以前ピアノを弾くお医者さんが言っていました。
「バッハを弾くと頭がすっきりする。」
確かにバッハは右も左も同じように使って旋律を表さなくてはならないので、右脳も左脳もバランスよく使うかもしれません。
普段の生活で左の指を使うということはなかなかありませんから、ピアノを両手で弾くと言うことはそれだけでかなりの脳への刺激ですよね。
下層脳への回路があるという右脳を刺激して、いろいろな可能性を引き出せるといいですね。