ホルヘ・ルイス・プラッツ ピアノリサイタル

2012-07-23

毎年、母校の武蔵野音楽大学ではインターナショナルサマースクールといって、外国から教授陣を招いての夏期講習が行われています。

私は参加したことがないのですが、昨日はその講師の中のお一人、ホルヘ・ルイス・プラッツ教授のリサイタルが大学の中のベートーヴェンホールであり、行ってきました。

これもやはり大学の時の先生からのお誘いです。

プラッツ教授は前評判が高く、今回は武蔵野でしか弾かないとのことで、とても楽しみにしていました。

教授の出身はキューバ。モスクワやパリで研鐕を積んだ後ロン・ティボーコンクールでグランプリ、そして南米やカナダの音大で教鞭をとる、という経歴の持ち主。

昨夜のプログラムは、ショパンの24の前奏曲、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ、後半はスクリャービンの24の前奏曲、そして最後はストラヴィンスキーのぺトルーシュカ、とボリュームたっぷりでした。

最初のショパンの前奏曲はちょっと硬さが見られたものの、プログラムが進むにつれてどんどん乗ってきて、最後のぺトルーシュカ弾き切ったときには、会場も大興奮。

ショパンの大ポロネーズやペトルーシュカといった舞曲では、ラテンの本領発揮です。あれはまねしようと思ってできるものではありませんね。

ご本人もとっても気分良く弾けたのでしょう。それにラテン系のサービス精神が加わってなんとアンコールが6曲。キューバのダンス、マズルカ、ヴィラ・ロボスetc。

聴衆がおもわずほほ笑むような空気を作り出せるのもラテンの特徴かしら?

とにかく楽しい舞台でした。

ところで私が母校へ行ったのはひさしぶりです。

確か4年ぐらい前に、木管とアンサンブルをするので練習に教室を借りて以来かな。

江古田の校舎は建て直しをするそうですが、「のだめ」の風景がなくなってしまうかと思うとちょっと残念です。

 

 


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