ピアニスト 毎日の基礎練習帳
ピアニスト 毎日の基礎練習帳
毎年今頃になると、銀座のヤマハにクリスマス関係の曲の楽譜を集めた
コーナーができます。
今年の発表会は12月25日日曜日 まさにクリスマス。
連弾でクリスマスの曲ができたらと思い、東京に出たついでにのぞいてみました。
そこで、ふと目に止まったのが、岩崎淑さんというピアニストの本
「ピアニストの毎日の基礎練習帳」です。
岩崎さんは、室内楽で世界中の名手たちと共演し、彼らの練習法を見たり聞いたりするなかで
また御自身の経験から、「基礎練習」の大切さを説いていらっしゃいます。
具体的には、スケールとアルペジオ。
それもハノンのように左右同じ動きのユニゾンだけでなく
反進行を取り入れたり、指使いを変えたり、アクセントをいろいろな形で付けたりと、アレンジを加えてあります。
やってみると結構むずかしいです。
でもこれを毎日弾けば確かにどんな曲にも応じられるようになりそうです。
私の教室のレッスンでも結構すぐにスケールを取り入れますが、間違ってなかったと安心しました。
ところで私はと言えば、学生のころは曲の練習を始める前にきちんとスケールとアルペジオを弾いていたのに、いつの間にかいきなり曲を弾き始めるようになってしまったみたいです。
この本と出合ったのも、基礎練習を見直せ!というサインだったのかもしれませんね。