先生の想い
レスポワールピアノ教室のホームページをご訪問いただきありがとうございます。
ここでは初めに私自身の音楽とのかかわりなどをお話ししますね。
私がピアノを習い始めたのは4歳の時、親戚のお家でグランドピアノを買ったのでそれまで使っていたアップライトピアノが要らなくなった、と譲っていただいたことがきっかけです。
自分でやりたいと言ったのかその頃のことは全く覚えていませんが、母は情操教育のためにとさせたそうです。
小学校の1,2年の時期は1回も家でピアノを触らずにレッスンに通っていたことも長くあったそうで、そんな私を我慢してくださった先生と、そして月謝がもったいないからとやめさせることをしなかった親にはとても感謝しています。
だってその時に辞めていたらたぶん今の私はいないでしょうから。
そんな私が音楽をもっとやりたいと思ったのは小学校6年生の時、発表会でショパンのワルツを弾いたことでショパンの魅力に取りつかれてしまったのです。
そして音大へ行きたいと思い、中学1年生から東京の大学の先生のところへレッスンに通い始めました。
大学の先生のレッスンはとても厳しく、泣きながら帰ったこともしばしば。
それでも止めなかったのはやっぱり好きだったから。
今では益々音楽の面白さにはまり、もう離れることはできません。
また最近は教えることだけではなく、幼稚園や病院、施設での演奏の機会を多くいただくようになりました。
2013年の10月には台湾でも演奏の機会がありました。
音楽を通して年齢、職業、国籍を問わず、いろいろな人たちと交流することができて本当に幸せです。
さてそれではレスポワールピアノ教室の具体的な指導方針です。
ピアノは楽器の王様、広い音域といろいろな音色が出せることで本当に可能性のある楽器です。
そのピアノの魅力を十分引き出すために重要なのはまず脱力。
腕の力を抜いて指が自由に動くように色々な道具を使って感覚を覚えていきます。
そして音楽にはやはり耳を育てることが大事、訓練で耳は育ちます。
もちろん小さい時からの絶対音感訓練は期限付きで身に着けられる強い武器。
でも絶対音感がないから音楽がダメなんてことは全然ありません。
私も持っていませんがピアノ弾けます。
それから楽譜を読む力、そのために音楽のきまり(譜読み、リズムやスケール、楽語など)を始めから少しづつバランスよく勉強していきます。
そうなんです。
ピアノを弾くためにはやることがいっぱい。
やはりお家での練習は重要です。
もちろん習い事ですから波があるでしょう。
やる気満々な時もあれば全く練習する気がしない時も。
私も自分の経験からそれはよ~くわかります。
多少やる気がしない時があってもそこであきらめてしまわないように、年に一度の個人面談などで保護者の方たちとしっかりタッグを組んでレッスンを楽しく進めていきたいと思います。
私も常に勉強をして、さらに充実したレッスンになるように工夫を重ねていかなければですね。
楽器を操れるというのは一生の財産です。
ピアノという楽器を通して音楽にかかわることで、皆さんの人生が豊かになることを願ってやみません。